むさしのだより「井戸端の戸」 いまこそ来ませ


むさしの教会の礼拝に通うようになり、洗礼を受け、しばらくして、礼拝式文にも慣れ教会讃美歌にも慣れた頃、教会讃美歌1番を見て私は小さな驚きを感じました。

「いまこそ来ませ」で始まるこの讃美歌はルターの作詞作曲によるものです。他の讃美歌の1番はどうなのでしょう。讃美歌1番は「神のちからを とこよにたたえん」、讃美歌21の1番は「主イエスよ われらに きよきみ顔向け」。ルターのコラールを1番に載せているのは教会讃美歌だけのようです。これは当然の事かもしれませんが、私には小さな感動でした。“さすがルター派”と感心したのです。

今年の11/30(日)のアドペントには、礼拝でこの“ルターの1番”が讃美されました。

   いまこそ来ませ
   この世のために
   マリヤにやどる
   神の子イェスよ

この世の暗きに一筋の光を願う静かなメロディ。今年もまた、この世のためにメリークリスマス!!

(ど)
(たより2003年12月号)