むさしのだより「井戸端の戸」 連載にあたって


4月号から連載を始めた。幾人からの方々から好意的な感想を頂いて嬉しかったが、編集責任者が紙面を費やすことに疑問を投げかける方もおられた。連載を始める前、自分自身そのような躊躇があった。ページ数が増えてしまう方向でもある。

ただ、自分に与えられてきた気づきが、特にここ数年の間に互いに結びついて化学反応を起こし、発酵して、自分の中に閉じ込めておけなくなってきた。自分が助けられたのだから、きっと人にも役立つと信じている。だから、どうか約1年の間のお付き合いをお願いします。役立たなかったら罰ゲーム!(今月号の2ページは例外的なので、ご容赦。)

皆様からの投稿はいつでも受け付けています。読者と分かち合いたいものをお持ちの方はどうぞお寄せください。随筆、論考、詩、俳句、川柳、短歌、挿絵など、何でもどうぞ。

この春は後藤牧師が巣立ち、他教派の神学校での学びのために去った方もいる。祝福しつつ、一抹の寂しさを感じる。と思う間もなく、新しく岡野神学生が来られ、ルーテル学院大から二人の青年が通い始めてくれた。卒業生たち、ありがとう。そして新入生の皆さま、ようこそ。

(い)
(たより2004年5月号)