「チャペル耐震補強工事と牧師館取壊し工事、完了のご報告」 中山格三郎

教会員の皆様の熱い祈りとご協力のお蔭をもちまして、標記の工事も無事に完了致しました。結果は既にご覧いただいた通りであります。すばらしい出来映えで、ご同慶の至りです。この工事の議論が持ち上がって以来の概略と、具体的な工事内容を整理してお知らせし、一応のご報告と致します。

(1) 2年位前からでしょうか、牧師館を中心としたねずみ被害が我慢の限度を超えて発生するようになり、対策工事を実行しました。一応の成果は上がりましたが、根本的な解決には程遠い結果に終りました。

(2) 相前後して牧師館の即ち牧師ご家族のプライバシー擁護論が婦人層を中心に噴出しました。擁護論に対して反対意見は殆んどなかったのですが、擁護論にも牧師館建て直しによる構造改善による方法と、近距離の外部に購入または新築、もしくは賃貸等のご意見が百家争鳴の有様でした。役員会は各部会ごとに集会を開いていただき、意見集約に努めましたが、結果はほぼ相半ばし、明快な結論には至りませんでした。

(3) 一方、日本福音ルーテル教会の大方針として、牧師館を境内地内に建設し牧師家族はそこに居住するように規定されていることが判明しました。例外措置には常議員会決議を要する旨、総会議長の明快な方針が示されました。

(4) 役員会では、可能性の有無に拘わらず、上記の2項の各案に具体的に予算的な検討資料を準備、公聴会を開催し、意見を求めました。その席上で、いずれも高額な予算措置を要する内容であったことから、思い切った修繕予算を計上しても改修で対応すべきで、それでも上記の予算のどれよりも負担ははるかに少ない筈、との修正意見が出されました。但し、事前の耐久性調査をするようにということでした。

(5) 設計者とのご縁で河野哲一級建築士事務所と、施工業者としての前田建設工業⑭の二者に耐震診断調査を依頼しました。二者ほぼ一致して、驚くばかりの結果が報告されたのです。

(a) 牧師館の耐震強度は最低レベルで、現状極めて危険、これ以上予算注入しても意味がない、取壊す以外に方法がないとのことでした。

(b) チャペルも速やかに耐震補強工事を実施しなければ、大倒壊の危険性があるとの結論で、2階南端の和室と牧師館1階との取り合い部分は必ず切離すことが前提との内容でした。

(6) 瓢箪からこまで、今回の耐震補強工事となったのであります。宗教法人法の規定に基づき、東教区・本教会各常議員会に対して、牧師館の取壊し申請、牧師館の一時的にせよ境内地外設置の許可申請、耐震補強工事の実施申請と土地建物回転資金の借入申請、教会債募集の許可申請、その内容を機関紙「るうてる」誌上での広告掲載、等の手続を踏み着工、今日に至りました。

(7) この間募金委員会の周到且つ着実な募金運動に多くの教会員と外部有志のご協力により、予想を超えた多額な浄財が寄せられたことは、主のお導きとして感謝の他には言葉もありません。

資金計画から牧師館再建は第2期工事に回されましたが、着実に計画実現に向けて歩みたいと存じます。今後も献金運動が続けられることとなりますが、ご協力をひたすらお願いする次第であります。

 以上。

(むさしのだより2005年12月号より)