むさしの日記(9)  ヨハンナ・ハリュラ

この10月はまた、日本にとって大変な時期になったと思います。そして特に私にも人生の一つと、日本に住んでいる間の大きな思い出になりました。本当にこの夏と秋は毎年と違って、自然の大変な強いことが起こりました。東京はまだ今回の大変な時期を経験してないですけれども、他の地域で起こった事でも大変つらいことです。実はフィンランドからもいろいろな質問が出てきます。“皆さん無事ですか”と励ましのことを、悩みの中にいる人々に伝えたい。

一つ不思議なことは、フィンランドの大統領が短い時間日本に来られて、強い台風23号と新潟の23日(土)の地震を経験されました。10月の初めにフィンランドのミッションの修養会が神戸でありました。そこで阪神大震災の博物館においでになりました。そしてそこで、たくさんの中学生、高校生のグループに会いました。その時は私達のクループだけが外国人でした。学生達はとてもびっくりしました。私達は皆日本語を話しましたから。そのお蔭で話がたくさん出来ました。「何を日本でしておられますか?」と皆は聞き、そしてそこからまた別の話しが始まりました。今年の国連デーで、フィンランドのハネロン大統領が講義をして、そして、いろいろな国連の仕事のアピールがありました。大変いい日でした。特に私にとって、そんなにたくさんの日本の大学生達に会えてとても嬉しく、勉強になったことでした。

10月にはむさしの教会で3つの素晴らしいコンサートがありました。また、CSの中学科の楽しい餃子パーティもありました(10/31)。またぜひ何か一緒に作りましょう!

また一つ不思議なことは、あるところでフィンランド語の讃美歌をフィンランド語で二人の青年が歌いました。あとで話しをしていたら、二人は宣教のためのロゴスの船で働いています。そして、日本で働いている宣教師と話し合うことが出来て、すごく感動したようでした。こちらからは、フィンランドの青年に、この様なきっかけで宣教師として伝道をすることについて話すことが出来て、本当にうれしかった。

またカトリックとルーテル教会の合同礼拝では、たくさんの青年達が出席しました。この世界中のいろいろなところで未来は余り明るく見えてないけれども、なんとか、福音の力を通して、人生と世界中が、悩みの中でも明るい光が見えてきますように。

 闇の中を歩む民は、大いなる光を見
 死の陰の地に住む者の上に、光が輝いた。
              (イザヤ 9:1)

 主である神はこう言われる。
 神は天を創造して、これを広げ
 地とそこに生ずるものを繰り広げ
 その上に住む人々に息を与え
 そこを歩く者に霊を与えられる。

 主であるわたしは、恵みをもってあなたを呼び
 あなたの手を取った。
 民の契約、諸国の光として
 あなたを形づくり、あなたを立てた。
              (イザヤ 42:5,6)

 (2004年11月号)