むさしの日記(3)  ヨハンナ・ハリュラ

今年も3月になり、もうすぐ春の一番いい時期に入ります。陽が暖かくなり、明るい時が長くなり、ちょうどこんな時期に四旬節が始まります。

四旬節はイースターの40日前から始まります。今年の四旬節の時期はどんな時期になるのでしょうか。そして、イースターを迎える時期にはどんなことがあるのでしょうか。

イエス様はあるとき荒野の中を霊によって引き回されました (ルカによる福音書4:1)。又あるときイエス様はこのようにも言われました。「私のもとに来なさい、あなたを休ませてあげよう」(マタイ11:28)。あるいは十戒の中にも第三の戒めがあります。「安息日を心に留め、これを聖別せよ。六日の間働いて、何であれあなたの仕事をし、七日目は、あなたの神、主の安息日であるから、いかなる仕事もしてはならない。あなたも、息子も、娘も、男女の奴隷も、家畜も、あなたの町の門の中に寄留する人々も同様である。六日の間に主は天と地と海とそこにあるすべてのものを造り、七日目に休まれたから、主は安息日を祝福して聖別されたのである。」(出エジプト記 20:8-11)

人間には静かに祈る時と、心と体の休みと、癒しの時間が必要と思います。けれども現代の、最も忙しい世界の中で、このイエス様の教えられたことを守ることが出来るのでしょうか。イエス様ご自身がそのようなことについてたくさん話され、教えて下さいました。このようなことは私達にも大切なことではないでしょうか。イエス様が霊によって引き回されたことを理解するのは、忙しい日常生活の中では難しいこと、信じられないことかもしれません。けれどもイエス様にも他の預言者にも、これが大変大切なことになりました。

 (2004年 3月号)