編集後記 「喜びのエネルギー」 秋田 淳子

むさしの教会にとって、お祝いの行事が続いた一ヶ月間でした。いま振り返ってみると、まるで夢のような出来事です。

歴代の牧師や宣教師の先生方をお迎えし、また、教会に連なる方々も大勢いらして会堂は会衆で溢れかえり、そこには集まった人の数と同じ数の感動と喜びが結集されました。

そして、私たちひとりひとりの内から溢れていた感動や喜びのエネルギーが、教会堂をも震わせていたように感じます。目には見えないけれども、一つひとつのエネルギーが大きくまとまったその時、それはそこにいる人数をはるかに超える強く大きな力になるのだと思います。

私たちが、75年という長い時間の流れの一点に存在していることの不思議さとすでに始まっている新しい歴史の先端に立っていることに興奮を覚えます。

これからの日々の生活の中にあって、ひとりひとりの信仰の想いと祈りの声が私たちの教会を支えて、私たち自身をも強めてくれることを思います。

(2000年11月)