感想(5)「交わり」 中山康子




ベテル聖書研究 旧・新約の学び
むさしの教会では第1回のベテル聖書研究・旧新約の学びの完了を記念して、たよりに特集号(2002/5月号)を組みました。

『ベテル聖研を終えて』
ベテル聖研・旧新約クラスの参加者たちの感想です




 今から30年以上も前に聖書の中の暗誦聖句を次々と覚えなくてはいけない、大変苦労する聖書研究の方法だけど、学んでみたら、記憶に残って身につくので楽しいという話を聞いていました。何時の日かベテルの方法で聖書を学びたいと希望を持ち続けていました。

 まさに時が満ちて、この1年4ヶ月大柴先生のお導きで新約聖書をベテル聖書研究の方法で学ぶことが出来ました。私どもの強い要望を汲んでくださって、宿題・暗記ものは緩やかで試験はなくプレッシャーがなかっただけに、学びがどれほど身に着いたかはおぼつきません。私たち 17名のペースを考え工夫を凝らして導いていただきました。クラスメートから毎回出される質問や感想を伺ったのも普段の教会生活ではなかなか持てない貴重なひとときでした。

 ご指導いただいた中で、特に印象に残っていることを記します。一つは、折に触れ大柴先生が用意してくださった副教材です。聖書入門の表の類であったり、異なった視点からの解説であったり、それら資料は、ある意味で絵画的な手法のベテル聖書研究の方法に、わかりやすく系統的な関連づけをする補助となりました。そして各々の生活に照らしてその文脈の中で聖書を味わうことを教えていただきました。二つ目は、大柴先生の哲学・神学の幅広い学識、更に牧会者としてのスタンスのお裾分けをいただいたことです。特に「時」のとらえ方、聖化や義認、我と汝等、視点の新しさや豊かさを感じました。

(2002年5月)