むさしの日記(12)  ヨハンナ・ハリュラ

3月は教会の生活の中でいろいろなイベントがあります。そしてその中で一番大切なのはイースターの時期です。今年の冬は長くて寒い冬でした。あるところでは雪もいっぱい降りましたが、東京ではあまり降りませんでした。けれども雪が降る場合いつもいろいろな問題が起こるようです。フィンランド人の私にとって雪は普通のことです。そして車を雪の中で運転するのも普通のことです。普通、雪の場合問題はないんです、けれども凍っている道は一番怖いです。冬のタイヤがあっても怖いです。そして温度が下がったり上がったりすることも大きい影響を与えます。フィンランドでは運転勉強の時、特別な雪と雨の中を運転する練習があります。

2月26日、後藤直紀牧師と船橋由起さんの結婚式が名古屋で行われました。大勢の人達が東京からも集まりました。それは東京から行った人達にとって、お嫁さんの名前の通り、思い出の日と結婚式になりました。金曜日の朝、東京でも雪が降りました。けれども土曜日の朝はいい天気でした。朝5時30分東京から車で出発。私にとって朝の日本の景色がとても素晴らしかった。富士山もとても美しく見えた。明るい気持ちで名古屋までの370キロはあっという間に着きました。名古屋教会で結婚式が行われ、牧師夫婦の新しい生活の始まりを一緒にお祝いしました。そしてそこを15時に出発して東京へ向かいました。天気はとてもよかった。帰りも何にも問題ないと思った。静岡まではいい天気でした。富士山もまた近く、美しく見えてきました。けれどもその後は雨が降り始めました。そしてまだ何にもないとき、高速は閉まってしまい、皆は他の道路へ移動しました。そこから長い問題の時期が始まりました。雪が降り始め、とても懐かしい気持ちでした。道路はまだ全然大丈夫だったけれど、渋滞で車は動いてなかった。時間がかかり、このままあんまり進まないと道路が危険になるという心配がありました。温度はだんだん下がり、いろいろな車には坂を登るとき問題が始まりました。例えば坂を登る時いろいろな車が後ろへ向いてきました。自分の車も怖かった、けれども他の大きい車とトラックは私達にとって一番怖かった。3時間くらい全然動かなかったことと安全のために休憩を決めました。他の車に連絡しながら、できるだけ電車で戻ることを勧めました。私の車の3人が御殿場から電車で帰りました。そして私は一人で車を東京まで運転しました。朝ご飯を7時に食べた時、また、富士山が美しく見えてきました。心の癒しを感じました。やっと高速に乗り、教会に無事戻り、大きな感謝です。朝運転していた時、フィンランドの青年讃美歌を歌いました。「朝にも、昼にも、夜にもあなたを感謝します。私は分っている。あなたはいつも私と共にいて下さることを」。

イースターの時期にも、暗やみの中で大きな助けと救いかあります。

 (2005年3月号)