編集後記 「かがやき」 秋田 淳子

今回、教会員の方のご趣味やお仕事の展示会を拝見する機会をいただきました。お一人は染め物、お一人は七宝、お一人はフラワーアレンジメントと別の内容の展示会だったのですが、同じ日にそれぞれの会場に伺うことができました。

普段、日曜日にお会いしている時とは異なる、教会員の方々のお姿やまたその目を見張る作品を間近にして私が感じたことは、ひとつの事柄を時間をかけて追い求めていくその姿の美しさと、また、それによって完成された作品が持つ深い奥行きでした。

自分自身が歩んできた年数や過ごしてきた時間から食事や睡眠などのあらゆる必要不可欠な時間を全て引き算すると、本当に自分だけのものとして与えられていた時間は、ほんの僅かしかありません。そして、これからも僅かしかないのかと思うと、いかに自分を表現していくかが何よりも大切なこととなってきます。

神様から与えられているこの人生を、私らしく私だけの言葉を綴って輝いていたい…。神様の光を受けて、輝いていたいと思うのです。

(1999年11月)