「第14回東教区宣教フォーラム報告」 田坂 宏

2007年の宣教フォーラムが7月7日(土)10:00~15:00むさしの教会でテーマ「神様から生かされて-あなたがたの光-」主題講演 阿部志郎先生(前神奈川県立保健福祉大学学長)により行われました。

<準備~開会まで>
半年前から準備が始まりました。準備委員が毎月1回委員会を行いその中で会場の依頼があり、むさしの教会の会場が決まりました。いよいよ近くなり、多くの人が参加してくれること、その日が良い天気であることを祈りながら作業を進めました。そして当日、会には絶好の天気になり、東教区の各教会から思いもよらない180人という大勢の人たちが、主の誕生に東の博士や羊飼い、主を讃えるための合唱隊がやってきたように集まり、会堂が満席になりました。
<開会礼拝・聖餐式>
開会礼拝は聖餐式で始まりました。同じ教会の多くの兄弟・姉妹と共にパンとぶどう酒をいただき神様からの力を受ける聖餐式は、アンケートで主題講演と共に一番よかったという回答が多くありました。大柴先生は説教の中でステンドグラスの秘密を披露され、参加者はその意味が分かり興味深く聞いていました。それから光についての話に入ったので、私たちの会堂は今回の会の会場としてふさわしいものでした。
<阿部志郎先生の主題講演>
キリスト教福祉については第一人者の先生の講演は、いつも聞く者の心をとらえて離さないと言われますが、今回もそれをお聞きして感動しました。キリスト教福祉だけでなく世界の中の日本と日本人のあり方、日本社会全体の病んだところを摘出して解決の方向を示して下さいました。いい講師をこのフォーラムにお呼びできたことは幸いでした。参加者全員が主によって芳醇にされたワインを飲んで喜んだカナの婚礼のように主によって祝福された会となりました。
<合同聖歌隊と会衆による讃美合唱>
開会礼拝が始まって最初の讃美歌から会衆の讃美の声が改修した礼拝堂に響き渡りましたが、それを一段と合同聖歌隊が盛り上げてくれました。とくに6月3日に全教派で行なった教会音楽祭で歌って喝采を浴びた萩森英明君作詞・作曲の「神の子」を4部合唱で歌い、それを会衆と一緒に歌ったのはよい企画でした。将来各教会でも若いルーテル教会メンバーの萩森君作の歌が歌われるかも知れません。会衆が楽譜を初見で上手に歌ったのはさすが「歌うルーテル教会」だと思いました。
<午後の交わりの時間・派遣礼拝>
この時間はAからCの3つのグループに分かれて(A)阿部先生を囲む会、(B)「賜物」について考え、語る会、(C)「教会の光を外に輝かせるには」を考え、宣教に語り合う会を、自分が加わりたい所に参加する形で行ないました。各グループよい交わりと語り合いができたと思います。私が司会したCグループで「このグループの人たちとよい情報を交換できて出席した甲斐がありました」という感想がありました。派遣礼拝では田島牧師の説教があり、多くの人と交わりをし、講演を聴いて大きな力をもらったことを感謝して、それぞれのところに派遣されました。

(むさしのだより2007年7月号より)