「森祐理さん特別音楽伝道集会」 N. 市吉

9月26日(日)午後に福音歌手、森祐理さんをお招きしての特別音楽伝道集会(特伝)が催されました。美しい歌声と語りで福音のメッセージを聴くものの胸にビビッドに伝えることのできるタラントをお持ちの方です。賀来周一先生が証コンサートを聞かれたのがきっかけで、ルーテル教会と接点が生まれ、2007年の広島県宮島での全国伝道セミナー、2009年の女性会連盟80周年、田園調布教会でのチャペルコンサートなどへの出演を重ねられてきました。そして今回、むさしの教会にもお呼びすることができました。

こどもの歌、日本の昔懐かしい歌が心地よく響き、一つ一つの歌の背景にある作詞家・作曲家の思い、キリスト教とのつながりなどが語られ、日頃忘れかけている心の原点に戻った感じがしました。暑く長い夏の終わり、急に気温が下がり、曇りがちの日でしたが、ひと時の豊かな時間が礼拝堂に流れました。

多くの人数を集められなかったのが残念でした(反省すべきことでもありました)が、たまたま通りがかった婦人がはらはらと涙を流され、祐理さんが気づいてその方の肩をやさしく抱いて歌われるというシーンもありました。後でお話くださったには、最近肉親を亡くされた辛さの中にあったそうで、歌とメッセージに心癒され、希望の光を見出されたとのことでした。そのような出会いが一つでも二つでもあったとすれば、特伝は意味があったのかも知れません。

なお、当日の様子は森祐理さんの公式サイト内の「森祐理のつれづれ日記」にも書かれています。

森祐理さんを紹介してくださった賀来先生、森さんのマネージャーと連絡を取りながら、特伝を準備された森宣道委員長はじめ伝道委員会のメンバーの皆様に感謝。
(市吉記)

(むさしのだより2010年11月号より)