編集後記 「こころの色」 秋田 淳子

季節のうつり変わりとともに、太陽の光の射す角度も動いています。丁度、今朝の陽が家の玄関の窓ガラスの縁の細く カットされた部分をとおって、それが白い壁にユラユラと虹色の模様をつくっています。朝、起きたときにこの踊る小さな虹色が目に映るととてもワクワクした気持ちになります。

赤、橙、黄、緑、青、藍、紫。大きく分けてこの七つの色からなる虹。そして、この七色を混ぜると“白”ができるのを小さいときに授業で教わりました。

私たち一人ひとりにも心の色があって、出会う人との間ごとでそれぞれが混ざり合ったらどんな色が生まれるかちょっと楽しみです。きっと、その人とのあいだでしか作れない色がいくつもいくつも出来ることでしょう。

私たちが心を一つにしてともに祈ったとき、私たちの間にどんな色が生まれることでしょう。そして、数え切れない色からなる虹が、神様とわたしたちの間にかかるのです。