編集後記 「心のスペース」 秋田 淳子

私たちは自分の十字架をそれぞれが背負って生きています。それは身体的・精神的悩みや苦痛であったり、また自分が置かれている環境での人間関係からくる問題であったり・・・・様々です。

中には、遭遇している悩みや問題を自分で難しく受け止めてしまっていることもなくはありません。いずれにしても、自分の十字架の重さ全てを人に知ってもらうことも、また相手の十字架の重さを本当に計り知ることも、実のところ私たちには出来ません。

ただ、それぞれの問題を解決していく上で何よりも大切なことは、神様のみ言葉に裏打ちされて答えを見い出していくことだと思います。

そこに至るまでには、神様は友人や先生のアドヴァイス、書物や私自身の経験などのいろいろな形に託してその答えや切っ掛けとなるものを私たちに授けてくださっているはずですから、私たちはつねにそれを感じ取れる心のスペースを祈りつつ準備していたい・・・・と思うのです。

(2000年 7&8月)