編集後記 「Peaceful-Days」 秋田 淳子

全寮生活だった短大生の時、12月に入るとPea-Daysという週間がありました。学生教職員の人数分のピーナッツの殻の中に一人ずつの名前を書いた紙を入れ、それをクジにして引く。自分が引いた名前の相手に、クリスマスまでの2週間親切を行う。それも、決して相手に気づかれることの無いように…。汚れた靴を洗っておいたり、寮の部屋の机にカードを添えておやつを用意しておいたり、学校に関わるみんなの誰かが誰かに思いを寄せて親切をすることで結ばれているというワクワク、ドキドキする日々でした。

イエス様のご降誕を待ち望む想いは、もしかしたら自分の優しさで誰かを包んであげたくなる気持ちへと繋がっていくことのかもしれません。例え相手のことを良く知らなくても、またそこに見返りなどなくても、イエス様のご降誕の喜びを私なりの形で伝えていってあげることなのだと思います。

イエス様という嬉しいクリスマスプレゼントを心に、私たちも12月の日々をPeaceful-Daysとして一緒に過ごしましょう。メリーメリークリスマス!

(2001年12月)