むさしのだより「井戸端の戸」 えくぼ

嫌いな学科は国語と作文である。その私が編集後記を書く。これは“井戸端の戸”と奇妙な語句のためである。そこで考えた。編集後記とはなにか? 必要なのか? 広辞苑に問うた。答えはない。編集後記など無くても“むさしの便り”の役割は変わらないと思った。でも大概の雑誌、情報誌などには記載がある。世の編集者の文才に感心する。感心しても編集後記の意義はわからん。わからないまま思った。編集後記は‘えくぼ’であると。

宇宙のビッグバンに感嘆する。百数十億年前に起こった宇宙の始まりである。素粒子と放射(光)の混沌の世界。宇宙は膨張を続ける。そして現在の百五十億光年の大きさになる。約50億年前地球が出来る。光合成をし、酸素を放出する植物の出現は約38億年前。人類の出現は数百万年前。

創世記第1章「光あれ」を想起する。神は6日間で天地、生き物、人など全てを創造された。宇宙と地球との生成の科学的時間は、神の数日の時間である。神はビッグバン以前にも存在している。神の時間は無限であり、人の時間は瞬時である。信仰により神の時間によって存在するものとなりたいもの。祈るのみ。

書いてると、えくぼになる予定の編集後記があばたになった。やっぱり落第。(た)