むさしのだより「井戸端の戸」 時間管理

「この秋は行事が一杯あったわね。バザーの追い込みと重なって大変だったわよ。」
「そうだね。一つ一つの行事には意義があるけれど、10月は毎週のように何かあったからね。僕も催しを増やしてしまった張本人の一人だけど。」
「もっと自分達主体に、やる事を管理できないかしら。」
「ハイ。ところで、最近、金子由紀子という、フリーライターの主婦が書いた『わたし時間のつくり方』って本を読んだんだ。」
「題が魅力的ね。わたし時間欲しいわー。」
「時間管理術の本は多いけれど、この本は、『効率的に時間を使って成功者になろう』というのでなく、『やるべきことを減らし、今やっていることを確実にやる』ことを習慣にしましょうと言うんだ。」
「そうね、牧師館も無事に建ったし、教会は追い立てられる場でなくて、落ち着ける場にならなくちゃ。」
「神様との静かで深い《わたし時間》をもって、大事なことを一つずつ丁寧にやって行きたいね。」
「今日から待降節よ。良い1年を皆で作ってゆきましょう!」

(い)
 (たより2008年11月号)