会堂大改修のお知らせ

 ●工事の方針と概要
1958年に建てられ長年親しまれてきた現在の会堂での礼拝は、7月17日(日)の主日礼拝が最後となり、いよいよ耐震補強工事が始まります。工事施工業者と工事内容の詳細は、7月3日の臨時総会にて正式決定の予定です(本号には間に合いませんでした)。工事は10月下旬に完了の予定で、リニューアルされた会堂での最初の礼拝は10月30日(宗教改革主日)ないし11月7日(全聖徒主日)となりそうです。工事期間中は、会堂以外のスペース(印刷室以外)は物品・資材の置き場所となり、ほぼ使えなくなります。

以下、お知らせするように、工事期間中は幾つかの活動が休止となります。今年は会堂大改修に集中し、力を蓄え、来年からまた新たな歴史を作って参りましょう。

6月5日礼拝後に建築委員会より配布された工事説明の要約を以下に掲載します。

1.経過

耐震診断の結果のもと計画を検討

・計画の優先順位

(1)牧師館の耐震性能が会堂の耐震性能より悪かったため、牧師館の解体を優先させる。
(2)会堂の耐震性能も悪いため早急に補強する。
(3)先ず会堂改修工事から行い、その後既存牧師館解体を行う。新牧師館建築はその次の段階とする。

・計画の策定

(1)耐震性能の向上解体によるバランス補正と補強による性能向上
(2)補強工事を踏まえた改修バリアーフリー対策と使い勝手の検討

2.教会堂耐震補強計画および個別改修

・聖壇側の沈下への対応

新たにべた基礎(鉄筋入りのコンクリートの基礎)を造り、既存の基礎と繋ぎ合せることにより、現地盤への荷重を軽減し(等分化)一部の沈下に基礎全体で対応する。床を撤去するため、聖壇と会衆席との段差を12~15cm程度1段として、新たな床を造る。

・既存柱の補強

経年劣化による柱の変形は添え柱を内側に設けることにより解消し強度を持たせる。又、地震時に受ける柱の引き抜きに対応。軸組みの変更に伴い新たな照明の設置を行う。

・既存小屋組みの補強

小屋組みの強度を高めるため、既存の鉄筋による引張り束材の部分に、木製の吊り束を新規設置し、圧縮にも対応できるようにする。又、金物のチェックと補強を行うため天井を撤去し、建築当初のようにトラスと梁を見せる空間とし、新たに照明計画をする。

・筋交い等による壁の補強

長年の改修により当初あった筋交いが撤去されているため、それを復活する新規筋交いを設置し、軸組みの強度を高める。会堂部分では入り口手前側の東面2階部分に必要であり、サッシの撤去と筋交い入りの壁を新設する。又、工事用出入り口のため壁を抜くので、全体的に既存の壁仕上げを撤去し、筋交いと緊結金物のチェックと補強を行い、新規壁仕上がりとしてリニューアルする。

・新規壁による補強

会堂部分は大空間であり、東西に対しての構造的な壁が少ないため、現在の簡易倉庫を撤去し耐力を負担できる壁のある倉庫を増築することにより補強し、機能上も収納スペースを確保する。

・機能改修

現在の施設のあり方や不都合部を意識調査(アンケート)やヒアリングに基づき検討した。補強のための工事に伴いバリアーフリー化・高齢者対応等の改修を行う。
 ●工事期間中の礼拝場所について
工事中はむさしの教会会堂が使えなくなりますが、その間、近隣の「のぞみ幼稚園」がご好意でホールを貸して下さり、そこで礼拝を持つことになりました。のぞみ幼稚園の地図を掲載します。
 ●工事期間中の牧師室について
工事期間中に牧師執務室は白鷺3丁目に移転します。
 ●工事期間中の各グループ会合について
工事期間中の各グループの会合は以下のように予定されています。詳しくはそれぞれのグループの担当者まで。

・いとすぎ:白鷺ハイム集会室(中野区白鷺2丁目)(第3木曜)
・サフラン:課外活動
・シャロン:鈴木宅(杉並区阿佐谷北6丁目)(第2日曜)
・読書会 :課外活動(映画鑑賞など)
・キルトBeeの会(パッチワークの会):上鷺二丁目集会所
・マルタ会:2ヶ月に1度程度
・水曜夕聖研:白鷺3丁目
・教会学校(CS):7/24~8/28 休会
幼稚科・小学科:9/04より第1・第3日曜 のぞみ幼稚園
中高科:    9/11より第2・第4日曜 のぞみ幼稚園
・J3初級英会話:休会
・バイブルクラス:白鷺ハイム集会室(第2火曜)
・ハングル講座:課外活動(第1水曜)
・ゴスペル・グループ:検討中
 ●大バザーの中止のお知らせ
恒例の大バザー(原則11月23日実施)は今年は中止することに致しました。例年、10月になると近隣からバザー用品が集まりますが、今年はスペースがなく、受け付ける人も居らず、対応不可能のためです。なお、教会内向けのミニバザーの実施は今後検討されます。
 ●むさしの便り休刊のお知らせ
工事期間中、むさしの便りを休刊することに致しました。印刷室は使えますが、帳合いと発送の作業に必要なスペースが取れず、作業が困難になるためです。次号は、教会暦で1年の始まりとなるアドベント第1主日(11月27日)に発行予定といたします。愛読者の方々には申し訳ありませんが、どうぞ楽しみにお待ちください。なお、教会員の方には、月間「るうてる」と役員会報告はお送りするように致します(毎月ないし隔月)。

(むさしのだより2005年 7月号より)