「東教区定期総会に参加して」 森 宜道

去る3月22日(月)に第47回東教区の定期総会があり、中山さん、市吉さんと共に参加いたしました。以下、概要および所感など報告いたします。

当日は、9時受付開始、出席代議員の登録から始まり、9時半から竹田孝一牧師司式・説教、中山康子さんの奏楽による開会礼拝で総会が始まりました。

会場は東京教会で、聖壇左側に教区の役員の方々が座られ、各教会の牧師先生、代議員の面々は礼拝堂に着席、東教区の37教会全部のメンバーが集まると東京教会がゆったりと満席と言う状況でした。

議事進行は教会の総会と同じで、議事をしながら役員の選挙も行うと言うスタイルですが、議事も多く、テキパキと(慌しく?)議事が進められていきました。

議事の内容ですが、まず最初に、オリエンテーションと言うことで、開会宣言、退職・転任・新任の先生方の紹介、座長団など総会諸委員の任命で始まりました。

最初の議題は教区長の大柴先生より教区長報告がなされました。内容は、2007年の教区総会で可決された東教区第5次宣教方策の具体的展開について、①信徒奉仕者養成プログラムのこと(今回の総会ではじめての信徒説教者が認定され、伊藤神学生もその一人、また、宣教フォーラムのことも紹介ありました)、②牧師先生の継続的な教育のこと(研修制度、牧師レビューなど)、③教会共同体のこと、④財務のことの4点について報告があり、引き続き飯田教会・幼稚園宣教百年、横浜墓地完成、神学校創立百年記念行事のこと、そして、人事のことについても報告がありました。

人事については与えられた中でのやりくりということでご苦労も多いことと思いました。

そして教勢についての報告でした。資料の抜粋となりますが、2009年の東教区の礼拝出席者数が1,542名はこの5年間はほぼ横ばい、献金ほか基礎収入で363百万円と言うことでした。平均すると一教会当り礼拝出席者42名、献金・基礎収入で年間9,800千円です。

教区長の報告と併行して役員の選挙も行われました。選挙は、番号を付した紙の束が受付のときに配布され、それぞれ、選出される役員毎に、氏名を記入して紙をはがして投票するという方式でした。最初の選挙は教区長ですが、引き続き大柴先生が選ばれました。

議事はその後、書記報告、伝道奉仕部・教育部・社会部・財務部の各部報告がありました。

教区長報告以降、各報告の後に、報告審査報告と言うものがあり、それぞれの報告の内容について指摘やコメントなどが述べられていました。

 また、意見として甲信地区の教会から、東教区と言っても、首都圏中心になり勝ち、地方の教会にも情報をください、との指摘もありました。

続いて教区付き牧師である伊藤早奈先生、エリック・ハンソン先生の報告、諸委員会の報告がありました。

その後、昼の休憩を挟んで、信徒説教者の認定授与式があり、教区規則の改訂、2010年度予算の審議がありました。

最後に、山之内先生の司式・説教、苅谷さんの奏楽で閉会礼拝が行われ、ほぼ予定通り終了となりました。東京教会のすばらしいパイプオルガンの音(個人的に好きな音質なのです)を聞いて、心洗われての家路に着きました。途中、議事が長引きそうになると、議場より、早く進めるように指摘もあり、効率的に進められていました。

むさしの教会は3人の代議員となりますが、いろいろな経緯で全員出席しなければならないのかと思いましたが、それぞれ、多忙な人ばかりなので、教会で承認すれば、代表者一名などの総会出席も考えて良いのでは、などと感じました。

(むさしのだより2010年 5月号より)